SESでの仕事がつらい。
「自分のスキル不足でどうしたらいいか分からない」っていう相談は結構あるあるだよ。
今のままではクレームが来てしまい、契約更新も断られるかもしれません。
そこで、今回はSESでスキルアンマッチが起こる原因と発生する問題、今すぐやるべき選択肢3選について紹介します!
- SESでスキルアンマッチが起きる原因
- スキル不足が原因で、今後起こる目を背けたくなる話
- エンジニアが現場でスキル不足に陥る原因とは
- 今後のとれる3つの選択肢
SESでスキルアンマッチが起こる原因とは
そもそも、どうしてSESでスキルアンマッチが起こるのでしょうか?
スキルアンマッチになってしまう原因は3つありますので、具体的に見ていきましょう。
採用する側がスキルを見誤った
スキルを見誤ることなんてあるのでしょうか?
実際にはあるよ。
ただ、多くのは場合は100%スキルマッチした人を見つけることができなかった時に、アンマッチが起きやすいんだ。
採用予算の上限が70万円なのに、スキルマッチした人のマーケット相場が80万円だったら、採用することができません。
SESの営業担当も100%スキルマッチしてないことが分かっていても、エンジニアが採用されれば自分の数字になるので、可能性が少しでもあれば提案します。
そこで、100%はスキルマッチしていないけど、60%ぐらいはマッチしている予算内の人を採用されることがあります。
採用面談をした人とSESの営業担当の間ではOKだったとしても、現場に出ているエンジニアからすると、たまったもんじゃないですよね。
スキルシートの情報が盛られている
スキルシートに嘘や誇張が含まれていた場合、エンジニアの実際のスキルとは乖離が生じ、スキルアンマッチが起こることがあります。
スキルシートに嘘の情報書くことを会社が指示することなんてあるんですか?
どうやらあるみたいだね。
こういう会社だと、早めに転職を視野にいれた方がいいよ。
スキルシートが自己申告制であるため、実際にスキル(経験値)を持っていないにも関わらず、スキルをアピールしてしまう場合があります。
採用面談の時に色々質問すると見抜くことができますが、事前に対策されてしまうとそのまま採用になってしまうことも・・・。
そもそもの必要スキル要件が間違っていた
そもそもの必要とするスキル要件が間違っている場合があります。
Sier側がプロジェクトに必要なスキル要件を見誤り、募集するときに間違った情報でエンジニアを探して、マッチングしてしまうケースです。
これは稀なケースですが、Sier担当者の経験値や知識が少ないと起こってしまうことがあります。
これはSESエンジニアからすると防ぎようがないから、所属会社にすぐ相談しよう。
SESはスキル不足では務まらないのか?
結論からお伝えしますと、SESはスキル不足では務まりません。
なぜなら、スキルが低ければクライアントに「技術」という労働力を提供できないからです。
SESエンジニアのウリは高い技術力です。
実力の伴わない人間を派遣されたって、クライアント側は困りますよ!
スキルが不足していればクライアントに迷惑を掛けるだけではなく、所属先のSES企業に損害を与えてしまう可能性もあります。
SESエンジニアは、派遣先のプロパー社員や他の派遣会社の技術者と一緒に作業を進めます。
自分のスキルが周りの技術者より劣ることで業務に支障が出てしまうのです。
様々な業務を円滑に進め、クライアントを満足させる労働力を提供するためにも、SESエンジニアには高いスキルが必須となるわけです。
スキル不足が原因で発生する問題とは
SESエンジニアはスキル不足では務まらないということは理解してもらえたと思います。
では、スキルが足りないことでどのような問題点が発生するのでしょうか。
具体的な問題点は、以下の4つです。
それぞれ詳しく解説をしていきます。
SES案件の選択肢が少ない
SESエンジニアは、数年(早ければ数ヶ月)で常駐先が変わります。
1つの仕事を終えれば次の現場に出向するのですが、企業によってはある程度自分で案件を選別できるケースがあります。
自分のスキルがクライアントの求める内容とマッチしていればの話です!
当然ですが、エンジニアとしてのスキルが不足していれば仕事など選べません。
所属先の企業に言われるがまま、指定されたクライアントの面談を受けることになります。
低単価の現場というのは、そこまで高いスキルを求められていないことから、業務内容が単純作業の繰り返しというケースがあります。
それを楽と感じるか、やりがいがなくてつまらないと感じるかは人の価値観によって異なりますが、充足感や達成感を味わうことは難しいでしょう。
案件の応募先の面談に受からない
どれだけ自分のやりたくない案件であっても、スキル不足ではそもそもクラインアントの面談を通過することができません。
それはそうだよね!
言い方は悪いけど、使えないSESエンジニアに払うお金なんてないでしょう!
自分のやりたい案件があっても、スキルが不足していることでクラインアントからお断りを受けます。
また、スキル不足が原因で他に行き場のないパターンもあります。
案件を受注できないSESエンジニアをずっと置いておく企業も珍しいですが、自分で新たな道を切り開けないのも虚しいですよね。
SESエンジニアは社外案件だけなく、自社内でも働くことができます。
自社サービスの開発や受託開発に携わることになるね!
しかし、自社内での仕事は高度なプログラミングを駆使したシステム開発などが多いためスキル不足では出る幕がありません。
クレームがきて、案件が強制終了させれる
せっかく案件が受注できて派遣先に出向しても、求められるスキルレベルに達していなければ途中で契約を切られることがあります。
面談時にエンジニアのスキルについては確認しているのですが、人手不足ゆえにとりあえず契約してしまうケースがあります!
スキルシートに嘘の情報を記入するエンジニアもいるからね!仕事が欲しくても自分を偽っちゃダメだよ!
客先常駐は、スキルの他にもコミュニケーション能力が求められます。
スキルがギリギリ許容範囲でも、周囲の人間と壁を作ってはいざというときに協力できないため、見切りをつけられてしまうということです。
クライントが求めている技術力をエンジニアが持ち合わせていなかったケースを「スキルアンマッチ」といいます。
会社をクビになる
IT業界は慢性的な人手不足ですが、企業に利益をもたらすことができなければクビになるケースもあります。
働かざる者食うべかざる、とはよく言ったものですね。
仕事をしないSESエンジニアなど、いつクビになってもおかしくはありません。
これはクビになっても本人だけの責任とは言い切れないケースですね。
満足な教育時間が与えられず、中途半端な知識しか持っていない状況で社会に放り出されてしまうSESエンジニアも存在します。
まさに右も左もわからない状況です。
新卒でこの状況は、精神的にもキツイですね!
こういった運のない人は、入社して半年や1年で辞めることになっても理解できるよ!
コロナ禍というのは、IT業界にも大きなダメージを与えています。
大手企業であれば、これまでの実績や知名度で安定した仕事の受注が可能でしょうが、中小企業は依然として苦しい戦いを強いられています。
そんな中小企業に属するエンジニアは、スキルがなければ容赦なくクビになります。
ただでさえ案件が少ないのに、スキル不足で働けないエンジニアを養っていくのは無理ということですね?
そういうことになるね!自分で仕事を獲得することもできないんじゃ金食い虫と同じだよ!
そもそもSESが現場でスキル不足に陥る原因は?
SESエンジニアが現場でスキル不足になってしまうのなぜでしょうか?
具体的に解説するから見ていこう。
自分自身に置き換えても思い当たるところがあると思うよ。
現場での教育がされないため
SESエンジニアが現場で教育されないのは、下記のような理由があります。
- 必要なスキルがある前提で現場に配属されているから
- SESエンジニアを育てるメリットが少ないから
確かに現場エンジニアの人からしたら、スキルがある前提で派遣されているSESの人に新たに教えようという発想にはならないですよね。
派遣されてくるエンジニアは助っ人であり、教育の対象にはならないってことです。
もしあなたがベテランエンジニアで教育をするなら、自分の会社のエンジニアを育てたいと誰でも思いますよね?
教育を受けることができないSESエンジニアがスキル不足に陥るのは当然というわけです。
所属会社のエンジニアに質問できないため
SESエンジニアは常駐先企業のプロジェクトで業務を行うため、所属会社のエンジニアに直接質問することができません。
そもそも客先常駐していると自社の人との接点もほとんどないので、経験値を持っているエンジニアと話す機会がないのです。
仮に自社の先輩社員と接点があったとしても、あなたと似たようなプロジェクトで経験を積んでいるので、良いアドバイスを受けることができるかも分かりません。
現場で問題が発生した場合、自分自身で解決するしかないのは辛すぎるし、孤独です。
案件が選ぶことができないため
SESエンジニアは、所属会社が持つプロジェクトや案件に配属されるため、自分自身で案件を選ぶことができません。
そのため、自分のスキルや経験に合わないプロジェクトに配属される可能性があります。
SESエンジニアが自分のスキルに適した案件に配属されない場合、自分のキャリアが選べない=スキルアップが困難になるということです。
提案されたプロジェクトを断ることはできないんですか?
断ることもできるけど、自社にどれだけ案件を持っているかによるね。
スキル不足のSESが今後とれる3つの選択肢
では、スキルが不足しているSESエンジニアには、今後どのような選択肢が存在するのでしょうか。
具体的に、以下の3つとなります。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
勉強してスキルアップをする
至極シンプルな話です。
スキルが不足しているのなら、努力して足りないスキルを補えばいいのです。
自分の現状に不安や不満を抱えているのなら、勉強してスキルアップをしましょう。
忙しさを言い訳にしては、何も変わりませんよ。
スキルが低ければ給料が安い、逆に言えばスキルが高ければ給料も高いのです。
給料が上がれば必然的にモチベーションもアップしますよ。
会社にプロジェクト変更のお願いをする
所属するSES企業に、労働環境の改善をお願いするという方法があります。
具体的には、以下のようなことです。
- 派遣先を自分のレベルに合わせてもらう
- 社内教育制度を整えてもらう
- 勉強時間の確保を依頼する
大手企業でない限り、社内教育が充実しているSES企業というのは少ないです。
ほとんどの場合、現場での業務に従事しながら自分で勉強をしていくしかありません。
客先常駐は、忙しい現場とそうでない現場の差が激しいです。夜勤や休日出勤の多い現場であれば、スキルアップのための勉強時間を確保することが困難になります。
転職活動をする
SESから転職するというのも1つの方法です。働く環境を変えるというのは、非常に大切なことです。
スキル不足が退職理由であっても恥ずかしいことではありませんよ!
自分のスキルレベルに合うSES企業を探したり、スキルアップ制度が充実している環境に身を置くというのも将来的にみれば有効な手段でしょう。
まったくの異業種に就くというもの、人生の選択肢の1つです。
転職が上手くいけば、SESエンジニアを辞めて良かったと心から安堵する日が来ることでしょう。
スキル不足でも転職が可能?
SESエンジニアとしてのスキルが不足していても、転職は十分に可能です。
ただし、どこにゴールを設定するかは慎重に決める必要があります。
自分のレベルを客観的に知ることは難しいでしょうが、高望みしてばかりでは転職は成功しません。
現状よりもキャリアをップしたければ、自分のレベルをその段階まで引き上げる必要があります。
つまり、自分のスキルに見合った企業を探せということですね?
妥協しろという意味ではないけど、自分の能力以上の環境を求めても結局は受け入れてはもらえないからね!
背伸びをしても、ろくなことはありません。
まずは自分が伸び伸びと仕事ができる企業を探し、日々の業務から経験と知識を吸収することでステップアップを目指していけば良いのです。
進むべき道に迷ったら転職エージェントに相談しよう!
自分の能力を客観的に知る方法として、転職エージェントを利用する方法もあります。
IT業界に強い転職エージェントなら、現在のスキルレベルを正確に教えてくれますよ!
担当者が親身になって相談に乗ってくれることで、自分1人では曖昧だった転職の道筋が鮮明になっていきます。
一緒に方向性を模索してくれるのは、非常に心強いですね。
一般には公開されない非公開求人が多いのは、転職エージェントを利用する大きなメリットです。
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