インフラエンジニアを辞めたい|よく聞く6つの退職理由とは?

現代のネット社会において、人々がITサービスを利用するために欠かすことのできない役割を担うインフラエンジニア。

世の中になくてはならない仕事として需要が高い一方、過酷な業務や労働環境に耐えきれず辞めていく方が後を絶ちません。

インフラエンジニアの退職理由は、一般の職種と比べて少々特殊なものが多いです!

目次

「インフラエンジニアを辞めたい」と感じる6つの退職理由

インフラエンジニアを辞めたい

インフラエンジニアならではの退職理由は、以下の6つです。

それぞれ詳しく解説をしていきます。

夜勤・休日出勤がしんどい

インフラエンジニアの仕事には、24時間365日動いているプロジェクトがあり、夜勤や休日出勤をすることがあります。

エンジニア

GWやお正月も仕事しないとダメですか?

そうだね。
24時間365日動いているプロジェクトだと、そもそもシフト勤務になるからね。

みんなが休んでいる時に、自分は働かないといけないのは、しんどいですよね。

20代の頃や独身のときはまだ頑張れるかもしれないけど、結婚したり子供ができたら「夜勤や休日出勤はイヤだ」と思う人は多くいます。

夜勤や休日出勤がないプロジェクトを選ぶことができたら、まだ良いんですが・・・。

客先常駐が多い

インフラエンジニアの特徴として真っ先に挙げられるのが、客先常駐が多いということです。

客先常駐とは、自社オフィスで仕事をするのではなく、顧客先に出向して業務を行う勤務形態のことです。

エンジニア

業務内容は契約先の顧客によって異なりますが、システムの運用保守・運用監視がメイン業務になります!

システムトラブルが発生した際など、企業としては直ぐに対応ができるインフラエンジニアが常駐していれば何かと都合が良いですからね。

IT業界は慢性的な人手不足に悩まされているので、客先常駐を求めてくる企業は多いよ!

インフラエンジニアとして客先常駐をすることで大手企業のネットワークシステムを学べるという利点もありますが、以下のようなデメリットに悩まされるエンジニアも多く存在します。

  • 同じ会社の仲間がいない孤独感
  • 派遣先が変わるたびに人間関係がリセットされてしまう
  • 長距離通勤や遠方派遣ばかりで家に帰れない

勤務先が変われば、人間関係・通勤時間・業務内容なども変わってしまいます。

そのため、人付き合いや新しい環境への適応に難がある方には、大きな苦痛となってしまうのです。

プログラマーになりたい

インフラエンジニアになった経緯に、プログラマーとして採用してもらえなかったからというケースがあります。

その場合、インフラエンジニアとして働き始めてもプログラマーになるという夢を捨てきれず、結局は退職を選んでしまうパターンが多くみられます。

エンジニア

インフラエンジニアよりプログラマーのほうが競争率が高いのでしょうか?

どこも人手不足だから競争率は変わらないよ!

インフラエンジニアとプログラマーでは、業務内容や求められるスキルが異なってきます。

高度なプログラミング言語を駆使し、プロジェクト発足当初からシステム開発に携わりたい方がプログラマーを志すのですが、企業が定めるスキルレベルに達していなければ採用には至りません。

近頃はゲーム開発に携わるプログラマーが人気で、採用試験には落ちたがとりあえず同じIT系であるインフラエンジニアに就職し、虎視眈々と転職の機を窺うエンジニアも多いのですよ。

プログラマーは、適正や一瞬の閃きのような創造力が求められます。

インフラエンジニアとしてシステム運用・保守の経験を積み、独学でプログラミングの勉強をするという働き方もあります。

あくまでも最終的な目標をプログラマーに設定しているということですね。

自己肯定感が上がらない

インフラエンジニアには、細かい作業をコツコツとこなす忍耐力が求められますが、それゆえに業務内容が地味で自己肯定感が得られないという悪循環にはまってしまうことがあります。

エンジニア

創造力を発揮するような業務が少ないということでしょうか?

インフラエンジニアは、システムの性能や耐久性の強化など目に見えない部分の業務がメインだからね!

インフラエンジニアの主業務であるシステムの運用保守・監視はマニュアル化されており、システムトラブルが発生した際はそれに従って業務を行います。

そのため、同じような単純作業が続き仕事にやりがいを感じることが難しい環境だと言えるでしょう。

サービスの開発に携わらないことで周囲からの評価を上げることも難しく、システム保守の重要性を理解してもらえないことも退職に繋がる大きな要因です。

資格を取得しないと給料が安い

インフラエンジニアは、未経験からでも挑戦できる職種であることから、若いうちは給料が安い傾向にあります。

インフラエンジニアの業務には、下記の4つの流れがあります。上流工程(数字が小さい)に携わるほど報酬が高くなっていきます。

  1. 要件定義
  2. 設計
  3. 構築
  4. 運用保守・監視
エンジニア

未経験者でもいきなりシステム設計とかやらせてもらえるのですか?

それは難しいね!入社初期は顧客先に出向して運用保守・監視に従事するパターンがほとんどだよ!

上流工程に関わるには相応の経験とスキルが必要になり、新たに資格を取得するなどの努力を重ねなければ給料を上げることができません。

その過程で客先常駐や、マニュアル化された単純作業に嫌気が差して退職をしてしまうので、結果的にインフラエンジニアは給料が上がり難いというレッテルを貼られてしまいます。

管理者に回るとスキルが劣っていく

システムを管理する側に回ると、せっかく取得したスキルが劣っていく可能性があります

その理由は、客先常駐での業務はマニュアル化されているからです。

単純作業をこなすだけの日々を送っていては、入社前に必死に勉強して会得したスキルが錆びつくのも無理ありません。

エンジニア

給料を上げるためには資格の取得が必要なんですよね?
それなら、むしろスキルは上がるのではないですか?

インフラエンジニアの業務には24時間・365日体制で行うものもあるんだよ!
つまりスキルアップのための勉強時間の確保が難しいんだ!

同じIT業界内での転職(プログラマーやネットワークエンジニアなど)を検討した際、スキルを伸ばすための勉強時間が確保できなければ転職を成功させるのは難しいのが現状です。

自分自身の将来を真剣に考えた結果、勉強時間を確保するために退職を選ぶ方も多いのですよ。

インフラエンジニアに向いている人とは?

インフラエンジニアが向いている人
エンジニア

そもそもどんな人がインフラエンジニアに向いているのでしょう。

代表的なものを紹介するね。

インフラエンジニアが向いている人の特徴は、以下の4つです。

慎重に行動ができる人

インフラエンジニアは大切なシステムを管理しているため、慎重に行動できることが非常に重要です。

管理している大規模なコンピューターシステムが停止してしまったら、多大な影響を及ぼすことがあります。

インフラエンジニアはトラブルが起きないように、細かくチェックをして、問題を未然に防ぐことが大事になります。

万が一、システムが停止してしまった場合でも、傷口を広げないために冷静な対応が求められるので、物事に慎重な人ほどインフラエンジニアに向いていると言えますね。

インフラエンジニアの仕事は細かい仕事でもあるからね。

機械に触れるのが好きな人

機械に触れるのが好きな人は、インフラエンジニアに向いていると言えます。

インフラエンジニアは、サーバー機器やネットワーク機器などのハードウェアを普段から触ることが多い仕事。

機械に触れることが好きな人にとっては、仕事が楽しくて仕方なくなりますね。

常に進化し続けているので、新しいテクノロジーを学ぶことができ、やりがいを感じることもできます。

私が働いている会社のエンジニアで、自分でパソコンを組んで使っている人が結構いるよ。

エンジニア

「好きこそ物の上手なれ」って言いますもんね。

勉強が嫌いじゃない人

インフラエンジニアだけに限らず、エンジニアが勉強嫌いでは、ずっと仕事を選ぶことができず、給料が低いままでしょう。

常に新しいテクノロジーを学び、コンピューターシステムを管理するために、最新の知識やスキルが必要です。

勉強が好きな人は、新しいことを学ぶことが楽しいと感じ、進化し続けるテクノロジーの世界に興味を持ち、やりがいを感じることができます。

日々、技術が進歩する中で勉強嫌いでは勤まらないのがエンジニアの仕事です。

勉強することが苦痛に感じるのであれば、早めに転職を検討した方がいいですね。

コミュニケーション能力が高い人

インフラエンジニアでキャリアを築くために、コミュニケーション力が高い人は有利だと言えます。

常にチームでプロジェクトを進めたり、クライアントとの顧客折衝があるので、非常に重要な能力です。

お客さんの要望をしっかりと聞くことができなければ、満足のいく技術を提供することはできませんから。

運用保守であっても、お客さん(エンドユーザー)が訴えていることを正確に捉えないといけないですし、自分で解決できないことがあった時に周りの人に聞くコミュニケーション力も必要とされます。

若手で、先輩とうまくコミュニケーションが取れずに悩んで辞めるってパターンも多いみたいだよ。

インフラエンジニアを辞めたいときの対処法

ここまで「インフラエンジニアを辞めたい」と感じる退職理由を解説してきました。

エンジニア

夜勤勤務や客先常駐など、インフラエンジニア特有の理由が多かったですね!

ここからは退職を考えたときにやってほしい対処法を紹介していくよ!

具体的な対処法は、以下の3つです。

それぞれ詳しく解説をしていきます。

自社に業務改善を相談する

労働環境に耐えれらなくなった際、退職を決断する前に所属企業への業務改善を提案するのも1つの方法です。

例えば客先常駐が苦痛であるのなら、自社オフィス内で業務が行えるよう配置換えを希望してみるといいでしょう。

探せば客先常勤務のない企業も存在するよ!
そういったところを狙って転職活動をするもアリだね!

https://twitter.com/syuukatsu_loser/status/1285601371882950668

スキルアップをして自分のやりたい業務に携わる

もっとやりがいの得られる業務に携わりたいのであれば、スキルアップは必須でしょう。

新たに資格を取得したり勤務先の企業のシステムについて学ぶことは、キャリアアップにも繋がります。

エンジニア

ですが、インフラエンジニは勉強をする暇もないほど忙しいのでは?

一概にそうとは言い切れないよ!
勤務先によってはむしろやることがなくて暇なパターンもあるしね!

どうやって勉強する時間を確保するかは勤務先の企業によって異なってきます。

深夜まで残業することが当たり前のような企業であればやはり配置替えを希望したり、勤務時間の調整がしやすい企業への再就職を見当したほうが良いでしょう。

転職活動をしてみる

自社に労働環境の整備を依頼しても改善がみられない場合は、思い切って転職活動をしてみることをオススメします。

インフラエンジニアとして理想の職場を追い求めたり、これまでに培った技術や経験を生かしてプログラマーやネットワークエンジニアとして働くも良いでしょう。

先にお伝えしたとおり、インフラエンジニアの離職を防ぐために客先常駐を免除している企業もありますので、転職活動は一考の余地がありますよ。

環境を変えるというのは勇気が必要だけど、自分の将来を考えたら1歩を踏み出すべきだね!

理想の職場が見つからなければ転職エージェントに頼ってみる

転職エージェントに頼ってみる

自分1人の力で理想の職場を探すのが難しければ、転職エージェントを利用するが良いでしょう。

転職活動のプロの力を借りれば、きっと理想仕事に辿り着けますよ。

https://twitter.com/sasebox99mdo/status/1438786383380824066

転職エージェントを利用することで、以下のようなメリットを得ることができます。

転職エージェントのメリット

  • 無料で利用できる
  • 非公開求人の紹介
  • 募集背景を教えてくれる
  • 企業の内部情報を教えてくれる
  • 書類添削や面接対策
  • 面接や入社日の日程を調整してくれる
エンジニア

非公開求人を紹介してもらえるのは有難いですね!

面接を受ける企業の内情を把握しているのも助かるね!
何より無料で利用できるのは大きなメリットだよ!

多職種への転職を見当した際も、自分の持っている経験やスキルがどの分野で生かせるのかアドバイスをしてくれます。

働きながらの転職活動は、色々な意味で余裕がありません。特に転職活動にあてる時間の確保が難しいので、面接日や入社日の日程調整を代わりに行ってもらえるのは助かります。

https://twitter.com/eigyuAm5430/status/1362748197416804352

専任の担当者と二人三脚で転職活動ができるのは、非常に心強いです。1人では心が折れそうな場面でも、しっかりサポートしてもらえれば転職活動も乗り切れますね。

ぜひ転職活動のプロをパートナーにして、理想の職場を見つけてください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次