【注意】高還元SESはやめとけと言われる理由がひどい!転職先として危険なのか解説!

高還元SESはやめとけ
エンジニア

高還元SESはやめとけって言われる理由は、何なんでしょうか?

サンゴ(採用担当)

高還元SESに転職したら失敗するんじゃないかと心配になるよね。

高還元SESの会社に転職したら年収上がりそうだし、すごく魅力的ですよね。

ただ「高還元SESはやめとけ」って声もあるし、高還元になる仕組みも気になりますよね?

そこで、高還元SESの実態や問題点・転職リスクについて解説します。

この記事で分かること!
  • 高還元SESをやめとけと言われる理由
  • 高還元SESについて
  • 給与以外で高還元SESのメリット・デメリット
  • 転職するときに注意すべきこと

実態としては、会社として不透明さがあるために、「高還元SESはやめとけ」と言われているケースがほとんどです。

ただ、巧妙なやり方をする会社もあるため、回避することが難しい部分があるのも事実。

転職に失敗したくない人は、転職エージェントを利用するのが間違いありません。

目次

高還元SESはやめとけって言われる理由とは

まずは、高還元SESはやめとけと言われる理由を紹介します。

給与体系・還元率が不透明になっている

高還元率をうたっているものの、実際には給与体系が不透明であり、実際の手取りが思っていたより低くなる会社があります。

単価の還元率が7割と聞いて入社してみると、色々控除されて給与が還元率と合致しないためです。

単価70万円の案件で、還元率7割だからと、安易に下記のようなイメージをしていると罠にはまるかもしれません。

単価70万円 × 還元率70% = 49万

→ 月給:49万円

月給49万円を想定していたのに、「実際の給与日になると28万円しか入金されていない。」なんてことも。

高還元SESで働いていたエンジニアの方から聞いた控除されていた例は、下記のようなものです。

控除されていたものの一例
  • ボーナス積立
  • 交通費
  • 健康保険や年金
  • 研修の費用、施設利用料

求人票や採用面接時に、高い還元率が提示されても、実際の給与計算が複雑で理解しにくいですよね。

入社前には、必ず「単価に対して毎月支払われる給与の割合」を確認しましょう。

エンジニア

うわ、こんなブラックな会社あるんだ・・・

サンゴ(採用担当)

年収上げたくて転職したのに、本末転倒になっちゃうよね。

そもそも案件の単価が低いから年収が上がらない

高還元SESはやめとけと言われる2つの理由に、

高還元の会社だけどもそもそも入っている案件単価が低いために、年収が上がらないというものです。

例:還元率70%の場合

案件単価50万 × 還元率70% = 35万
案件単価80万 × 還元率70% = 56万

→単純に約21万円の差が出ます。 ※社会保険等は考えないものとする

高還元率だったとしても、実際のプロジェクト単価が低かったら、意味がないですよね?

還元率にウソがなかったとしても、そもそも案件の単価が低ければ、年収が低くなるのも当然です。

エンジニア

還元率がウソじゃないだけに困った話・・・

サンゴ(採用担当)

入社前に、自分のスキルから入れそうな案件の単価を事前に聞いておくべきだね。

エンジニアが案件を選べない

高還元SESはやめとけと言われる3つの理由に、案件が選ぶことができないです。

これは、もう良くないSES企業のあるあるですね。

案件が決まらないと、人件費の垂れ流しになってしまいますので、必ず案件に入ってもらわないと困るという会社側の意見。

とは言っても、エンジニアからすると、会社の都合でいろんな案件をやってしまうと、一定のスキルが付かず、バラバラのスキルが身についてしまう、なんてことも。

そうなってしまうと、中途半端なスキルになってしまい、転職することも難しくなります。

あなたのキャリアプランにあった案件を選ぶことができないのは、長期的に見てキャリアプランに悪影響だと言えます。

エンジニア

スキルがないエンジニアは、未来が見えないですね。

サンゴ(採用担当)

どんな案件があって、選べるかも確認しましょう。

自分のキャリア幅を狭めてしまう

高還元SESはやめとけと言われる4つの理由に、自分のキャリア幅を狭めてしまうからです。

三次請けや四次請けといった商流の深い案件が多く、エンジニアがこういった案件でスキル・経験値として積み上げるのが難しいです。

「エンド企業と直接の案件」や「二次請けの案件」がないため、基本設計の経験者リーダー経験が積めないということになります。

経験値が高められない案件で20代を過ごしてしまうと、30代や40代になったときに市場価値が出せず、八方塞がり。

エンジニアがスキルや経験を獲得し、キャリアを発展させる機会を失います。

商流深い案件で働き続けると、あなたのキャリアが狭まってしまう結果になりかねないです。

エンジニア

今が良くてもって、感じですね。

サンゴ(採用担当)

将来を見据えて、働く先を見つけるのが大事だよ。

薄利多売ビジネスのため不況の時に弱い

高還元SESはやめとけと言われる5つの理由に、薄利多売ビジネスのため不況に弱いということです。

コロナウイルスが蔓延した時がすごく顕著で、売り手市場のエンジニアのはずが、市場に余っていました。

営業の方から「どんな案件でもいいんで、紹介してください。」とよく相談を受けていました。

参画するプロジェクトがないということは、企業からすると、人件費の垂れ流しです。

日本の法律上、簡単にクビにはできませんから、どうなるか想像できますよね・・・?

普段からエンジニアに高還元をしていて、会社にキャッシュ(お金)があまり溜まっていない状態です。

エンジニア

経営が健全か見極めるの難しい・・・

サンゴ(採用担当)

設立年数が浅いと、キャッシュが少ない可能性があるよね。

そもそも高還元SESとは?

高還元SESのことについて説明していきます。

高還元SESとは

高還元SESの特徴は、2つあります。

  • 通常SES企業より、還元率が高い
  • 給料が、案件単価に連動する

エンジニアに対して通常のSES企業よりも高い還元率で、給与を支払います。

具体的には、エンジニアの報酬が案件単価の65%以上である場合が多いです。

社会保険等を考えずに、単純に計算してみたものが、下記になります。

例:案件単価80万円の場合

月給:80万円 × 65% = 52万円/月
年収:52万円 × 12ヶ月 = 624万円

高還元SESは、年収UPに繋がりやすい企業といえます。

通常のSES企業と高還元SES企業の違いについて

項目通常のSES企業高還元SES企業
還元率50%〜60%65%〜80%
収益モデル企業がマージンを確保し、エンジニアの給与に還元マージンを抑え、エンジニアに高還元
給与構造安定した給与単価に連動した高収入が期待できる
福利厚生福利厚生や研修制度が充実している福利厚生が少ない場合がある

メリット
安定した給与
福利厚生の充実
研修やキャリアサポート
高い給与が期待できる
デメリット還元率が低い
エンジニアの報酬が相対的に少ない
福利厚生が少ない場合がアリ
収入の変動が大きい可能性
商流が深い案件多め

次のところで、より給与面以外での高還元SESのメリット・デメリットを深堀りしていきます。

給与以外の高還元SESのメリットとデメリット

高還元SESは、単価に連動することで、年収が高くなることは分かって頂けたと思います。

ここでは、給与面以外で高還元SESのメリットとデメリットについて詳しく解説します。

メリット①:案件選択の自由

高還元SESでは、案件選択の自由を設けている会社があります。

案件が自分で選択できることによって、良い点は下記です。

  • 案件ガチャにならない
  • 理想のキャリア選択ができる
  • 働き方も選択できる(フルリモートなど)

やりたくもない仕事をさせられている時に、人はストレスを感じます。一方で、成長は感じにくいという悪循環も。

会社の指示で入った案件で、通勤に2時間もかかるって苦痛じゃないですか?

案件選択の自由があれば、そんなストレスがありません。

エンジニアを続けていくのであれば、案件を自分で選ぶことの大切さを知っておいてください。

エンジニア

案件選択できれば、理想のキャリアを築けそうです。

サンゴ(採用担当)

エンジニアは、積み上げたスキルが大事だからね!

メリット②:モチベーションの維持がしやすい

高還元SESのメリットの2つ目は、モチベーションが維持し易いことにあります。

案件も自分で選択でき、単価も開示されていれば、納得感を持って仕事に取り組むことができます。

自分のやりたい仕事 × 給与バランス

誰かに言われてやるのではなく、自分で選んでいるので、モチベーションを維持しやすいです。

モチベーション高く仕事できれば、自己研鑽にも目が向き、資格取得などにも積極的になれます。

高還元SESは、モチベーションの維持がしやすい良さがあります。

エンジニア

前向きに仕事取り組めるって大事ですよね。

サンゴ(採用担当)

納得感を持って仕事に取り組みたいよね。

メリット③:雇用される安定感

メリットの3つ目に、雇用される安定感です。

単価高く、自分で案件選びたいなら、「フリーランスになればいいじゃないか?」という人もいます。

雇用されているからこそ、会社が色々やってくれるメリットがあります。

  • 給与の保証
  • 案件を会社が探してくれる
  • 保険関係の手続き

フリーランスで契約が終了すれば、仕事をしながら、次の案件を自分で営業をする必要があります。

ただ、SES企業にいると、営業マンが勝手に案件を探してきてくれます。

自分で全てできないからこそ、マージンは会社に取られるけど、会社に属して雇用される安定感があります。

エンジニア

営業できない・・・

サンゴ(採用担当)

そういう人は、企業に属するのがいいよね。

デメリット①:収入の不安定さがある

デメリットの1つ目に、収入の不安定さです。

高還元SESの特徴に、下記のような2つがあります。

  • 契約プロジェクトが短期であることが多い
  • 会社にキャッシュ(お金)が残らない

プロジェクト期間が短く、終わると次の契約がすぐに見つからない場合もあります。

待機の場合は、減額になることも珍しくないので、月の給与が減ってしまう危険性が・・・。

また、エンジニアへ高還元をしていくと、そもそも会社にキャッシュ(お金)が貯まりません。

案件に参画できず待機するエンジニアが増えると、売上がない状態で人件費だけが出ていきます。

この状態が続くと、会社のお金は無くなり、倒産することもあり得ます。

こういった面で、高還元SESには収入の不安定さがあります。

エンジニア

またリーマンショックみたいなことが起きたら・・・

サンゴ(採用担当)

不況の時でも必要とされるエンジニアになっておくのが大事だよ。

デメリット②:1人での案件参画がメイン

高還元SESのデメリットの2つ目に、単独での案件参画があげられます。

1人での案件参画によるデメリットは、下記です。

  • 相談する人がいない
  • マネージメントスキルがつかない

1人でプロジェクトに入ると、自分で解決できない仕事にぶつかったときに、相談する相手がいません。

すべて自分で解決する困難さがあります。

また、1人で案件に入っているため、マネージメント経験不足になります。

「リーダーシップ」や「マネージメント」といった30代には経験しておいてほしいスキルを磨くことができません。

1人で案件参画するデメリットは、理解しておきましょう。

エンジニア

経験が少ないエンジニアは、病みそうですね。

サンゴ(採用担当)

このデメリットは、絶対に理解しておくべきだよ。

デメリット③:案件の商流が深い

高還元SESのデメリットの3つ目に、商流が深いプロジェクトが多いということです。

案件の商流が深いと、大きく2つのデメリットがあります。

  • 案件単価が低い
  • 仕事内容のレベルが低い

商流が深いということは、間に入っている企業が多いので、マージンが抜かれて案件単価の低いプロジェクトへ入ることになります。

還元率が高くても、低単価であれば、結局は給料が低い・・・

また、商流が深いせいで、上流工程の仕事に携わる機会も少ないです。

エンジニアとしてのスキル向上ができない弊害も。

案件の商流が深いことはエンジニアにとってデメリットしかありません。

エンジニア

スキル上がらないのはツライ・・・

サンゴ(採用担当)

スキルはエンジニアの生命線だもんね。

高還元SES企業へ転職考えたら注意すべきこと

高還元SESの企業に、良いところと悪いところがあることを理解した上で、企業選びをするのが大切です。

3つの注意点を紹介します。

契約内容の確認

高還元SESで働く場合は、契約内容を確認することがめちゃくちゃ大事です。

入社した後の給料をもらってから「聞いてた話と違う」とならないために、単価還元の考え方について、入社前に必ず説明を受けましょう。

通常の企業では考えられないような控除をする高還元SESの企業もあります。

実際に控除されていた驚きの内容
  • ボーナス積立
  • 交通費
  • 施設利用料
  • 福利厚生費など

契約内容を詳細に確認し、不利な条件がないかをチェック!

特に、待機期間中の給与の扱いがどのような扱いになるのか、契約解除の条件などをしっかりと理解しておきましょう。

サンゴ(採用担当)

契約内容の確認は絶対だよ!

取引先企業の確認

高還元SESへの転職を検討する場合は、取引先企業の確認をしましょう。

公開できない場合や、取引先に大手企業の会社名が無い場合、商流が深い可能性があるからです。

案件の商流が深いと、良くないことは2つです。

  • 単価が低い
  • 仕事内容のレベルが低い

せっかく高還元SESの企業に入社しても、エンジニアとして良い未来を描けなくなってしまいます。

サンゴ(採用担当)

必ず入社前に、取引先企業の確認をしましょう。

中・長期的なキャリアプランを考えておく

3つ目の注意点は、中・長期的なキャリアプランを自分で考えておく

理由は、ただ単純に年収が上がるからと、高還元SESに転職すると行き詰まってしまうからです。

自分の興味ある分野、進みたい方向性から、何にチャレンジするべきなのかを考えて、会社は選びはしてください。

転職を検討している企業に、

自分のやってみたいと思うプロジェクトはありますか?

これを自分に問いかけてみてください。

答えが「はい」なら、チャレンジするべきです。

入社前に、必ず自分のキャリアプランと照らし合わせてから、意思を伝えるようにしましょう。

サンゴ(採用担当)

エンジニアに限らず、キャリアプランを考えておくことは、めっちゃくちゃ大事!

転職エージェントに客観的な意見をもらう

転職活動をしていると迷ったり、悩んだりすることが多いと思います。

そんな時は転職エージェントに登録して、客観的な意見をもらうのがオススメです。

実は、自分のエンジニアキャリアを閉ざす会社を選んでしまっている可能性もあります。

エージェントに相談してみることで、あなたの希望にあったホワイト企業のお宝求人が見つかるかもしれません。

まとめ:高還元SESはやめとけと言われる理由

高還元SESはやめとけと言われる理由は、下記です。

  • 給与体系・還元率が不透明
  • そもそも案件の単価が低い
  • エンジニアが案件を選べない
  • キャリア幅を狭めてしまう危険性
  • 不況への弱さ

高収入を得られる魅力的な選択肢ですが、企業選びを間違えてしまうと、あなたのキャリアを傷つけることになります。

目先の給与だけに目を向けず、長期的なキャリア形成を考えることが大事です。

そのためにも、エンジニアに強い転職エージェントに相談をし、企業情報をしっかりと集めた上で、決めましょう。

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