「エンジニア」は稼げるという情報に疑問を持つ人は多いですが、実際はどうなのでしょうか?
これからエンジニを目指す人が一番気になる情報だろうね!「エンジニアは稼げる」は嘘なのか解説をしていくから、ぜひ参考にしてね!
「エンジニアは稼げる」は嘘なのか?
結論からお伝えすると、「エンジニアは稼げる」というのは嘘ではありません。
つまりエンジニアは稼げる職業なのです。
その要因には、以下のようなものがあります。
エンジニアという職業の理解を深めていこうか!
職種の選び方次第で稼げる
職種の選び方を間違えなければ、エンジニアは十分に稼ぐことができる職業です。一口に「エンジニア」と言っても、種類がたくさんあることをご存じですか?
エンジニアと聞いて多くの方が思い浮かべるのは、「プログラマー」や「SE(システムエンジニア)」でしょうが、確かにこの2つの収入は世間的にも高額とは言えません。
ですが、同じITエンジニアでも年収が高い職種で言えば、「ネットワークエンジニア」や「セキュリティエンジニア」という職種が上位に位置しています。
プログラマーの平均年収が約420万円前後であるのに対し、ネットワークエンジニアは770万円を超えるのだから驚きですね。
クライントから直接ヒアリングを行って今後の課題を洗い出し、具体的な解決策となる情報システムの立案や、企画書の作成を行うシステムアナリストなら、年収が1,000万円を超えるエンジニアもいます。
なぜ同じエンジニアで収入に大きな差が出るのですか?
扱うプログラミング言語が違うだけで、年収は大きく変わるのさ!あとは時代の流れに沿った最先端のスキルを持ち合わせているかだね!
キャリア設計を明確にして上位の職種に就くことができれば、世間的にも高額の報酬を受け取ることが可能です。
職場環境で給与が異なる
ITエンジニアの職場は色々とありますが、東京に本社を構える企業は地方と比べて報酬が高い傾向にあります。いわゆる地域格差というやつですね。
例えば東京と北海道のエンジニア年収を比較すると、その差は100万円以上にもなります。
地域格差ができる理由はなんですか?
「大企業」や「大手」と呼ばれる企業は、東京や大阪の中心部に集まっているからさ!やはり会社の規模が大きいと好待遇な傾向にあるね!
IT商流において、元請けとしてクライアントに最も近い位置にいるのが大手企業です。そこからSES契約が交わされ、各工程ごとに下請け企業へと業務が割り振られます。
つまりクライントに近い元請け企業が一番の利益を得るわけで、そこで働くエンジニアたちは自然と報酬が高くなっていきます。
エンジニアとして稼ぎたいのなら、商流が上の企業に就職するのが手っ取り早いと言えるでしょう。
なぜエンジニアは稼げないと言われているの?
実際にエンジニアは稼げることが判明しましたが、下記のような理由から稼げないと勘違いをされています。
エンジニアはやめとけと言われる要因でもあるから、詳しく解説をしていくよ!
エンジニア全体の平均年収は高くない
職種や地域間での格差はありますが、エンジニア全体の平均年収は約490万前後です。
一方で、令和3年分の民間給与実態調査によれば、日本の平均年収は433万円と記されています。一見するとエンジニアは高所得な印象を受けますが、残業や休日出勤が多い企業もありますので、確かにずば抜けて高いとは言えません。
仕事量に対して、報酬が見合っていないということですか?
勤め先によってはそういった見方もされるね!でも、業務と報酬が見合った職場に移れば解決できるよ!
先にお伝えしたとおり、エンジニアは身を置く環境によって報酬に大きな差が出ます。
社内SEのように企業で何でも屋として使われると報酬も低いケースが多いので、自分の能力に見合った企業に転職することで、高額な報酬を手にすることができますよ。
未経験者は報酬が安い
近年のIT業界は常に門が開いている状態です。つまりIT未経験でも、エンジニアとして採用されるチャンスが非常に多くなっているということですね。
慢性的な人材不足に悩まされるIT業界からすると好ましい傾向だと言えますが、人材育成に投じるランニングコストが高いことも問題となっています。
未経験者を育てるのに費用が発生するのですか?
資格取得や学習のための援助や、研修会の開催など、企業側が育成費を負担する流れが今は一般的になりつつあるね!
未経験者がプログラミング言語などのスキルを身に付け、企業に利益をもたらせるようになるまで低賃金で働くのは仕方のないことなのですが、高収入を夢見てエンジニアの世界に飛び込んだ方からすると、やや期待外れだということですね。
競合相手が多い
IT業界は競合相手が多い世界で知られていますが、働き方次第では思うように仕事が受注できない場合があります。
エンジニアにも様々な雇用形態があり、下記のように分類することができます。
- 正社員
- 契約写真
- 派遣社員
- フリーランス
上記の中で、フリーランスは報酬が知識や技術、実績に大きく依存します。
近頃は、クラウドソーシングサイトを駆使して案件を受注するフリーランスのエンジニアもいますが、登録するエンジニアの数は年々増えており、クライアントも受注者をじっくり吟味できる状態となっています。
技術や経験が乏しいエンジニアには仕事が回ってこないということですか?
そりゃそうだよ!クラウドソーシングサイトの案件の多くがコンペ方式だから、知識や実績を開示できないと何もアピールできないよ!
フリーランスで稼げるエンジニアというは、特別なスキルや実績を併せ持った一部の人間だけです。リスクを負わずに稼ぎたいなら、待遇の良い企業に勤めるのが一番ですよ。
エンジニアがSNSで低収入をアピールしているから
近年は誰でも手軽に情報を発信できるので、ツイッターや2chに低収入をアピールするエンジニアの書き込みをちらほらと見かけます。
リアルな意見として参考になるのでは?
そうとも言えないよ!まるでエンジニア業界全体の給料が安いと誤解させるような意見もあるからね!
エンジニアの報酬は働き方次第ですので、ネガティブな情報に惑わされないように注意をしてください。
「中抜き」が発生する
SES業界というのは、「中抜き」が合法で行われている節があります。
ITゼネコンとも言える多重下請け構造では、下の商流に位置する企業ほど報酬が低く、儲かりません。
IT業界の中抜きは、昔から問題になっていますよね?
そうだね!結局一番儲かるのは元請け企業で、下請けで働くエンジニアには利益が全然還元されないからね!
下請けでもエンジニアに還元してくれる企業があるでしょうが、その多くは経営者だけが懐に金を忍ばせ、現場のエンジニアまで利益が行き渡らないのが実態です。
エンジニアとして稼ぐためのコツ
エンジニアとして高額報酬を得る「エンジニアドリーム」を実現されたいのなら、下記の方法を実践してみてください。
スキルアップ・キャリアップに努める
エンジニアという職業は、完全実力主義の世界です。
あえて乱暴な言い方をすれば、知識と技術さえあればお金は稼げます。逆に言えば、知識も技術もないエンジニアは絶対に稼げません。
非常にシンプルな世界なのですね!
そうだよ!常に最先端の技術を扱えるエンジニアが勝ち組になれるのさ!稼ぎたいなら努力を怠るなってことだね!
先にもお伝えしたとおり、エンジニアにも年収が高い職種とそうでない職種があります。
年収の高い職種に就きたいのなら、そのために必要なスキルを学んでください。
自分の能力に見合ったプロジェクトに参加する
エンジニアの中には、自分を安売りする方がいます。誰でもできるような単調作業や客先駐在勤務に満足してしまい、より難易度の高い案件に挑戦しようとしないのです。
それでは絶対に稼ぐことはできません。企業内で報酬を上げるには、より重要なプロジェクトに身を投じて自分の価値を示していく必要があるのですよ。
自分が有能な人間だということを、プロジェクトを通じて証明するのですね?
そのとおり!難しい案件に挑戦することは、自分をアピールする場を手に入れることでもあるんだよ!
実績とは、行動しなければ作ることができません。失敗を恐れては、何も始まりませんよ。将来的にプロジェクトマネジメントなどを任されるような人材になれば、より高い報酬を受け取ることができるのです。
年功序列など、少し古い風習が抜けない企業も存在します。そういったところだと、なかなか重要な案件を任されるチャンスが回ってこない可能性があります。
自分の価値を高めるには、チャンスがたくさん転がっている企業に転職することも重要です。システムを製作する側から販売側に回るITベンダーに移るのも面白いかもしれませんよ。
好待遇の職場に転職する
IT業界のエンジニアで稼ぐには、キャリアップを重ねていくことが重要です。
最初は下請けの中小企業からキャリアをスタートさせても、スキルや実績を積み重ねるごとに好待遇の職場に移っていくことで報酬額を上げることができますよ。
何度か出てきた、「商流が上」の企業にステップアップするのですね?
エンジニアに還元する利益率を開示している企業は少ないから、現実問題として商流が上の企業に転職するのが一番の解決策だよ!
とはいえ、どうやれば商流が上の企業に転職できるかのが問題ですよね。
自分で求人情報を探すのが一般的だと思われがちですが、エンジニアの転職に関しては転職エージェントを利用するのが主流となりつつあります。
その一番の要因は、エンジニアが求めるサービスを網羅している点にあります。
- 一般には公開されていない非公開求人を紹介してもらえる
- 転職活動に充てる時間を確保できないエンジニアに代わり、専任のアドバイザーが情報を集めてくれる
- 面接日の日程調整や給与に関する交渉を行ってくれる
- 職務経歴書の書き方をアドバイスしてもらえる
- コミュニーション能力に不安のあるエンジニアなら、アドバイザーが面談の練習をしてくれる
- 全てのサービスが無料で利用できる
エンジニアのステップアップとして注目したいのが「非公開求人」です。
非公開求人は、企業のWEBサイトや転職サイトで一般公開されていないもので、極秘プロジェクトや幹部候補クラスの求人情報もあることから、報酬や仕事のやりがいには大いに期待できます。
非公開求人は幅広い人材を募集するというより、専門的な知識やスキルを持つ特化型の人材を求めていることが多いね!
自分の能力が非公開求人の内容とマッチするようなら、転職エージェントを介して応募することが可能です。
将来の自分のキャリア像が明確であるなら、転職後のミスマッチを防ぐためにも非公開求人に賭けてみる価値は十分にあるでしょう。
エンジニアとして成功する鍵は「職種」と「企業」にあり!
職種も働き方も様々なエンジニア業界で成功するには、早い段階から最終的な目標を明確化することが大切です。
スタートラインは誰しもが同じですが、目指すゴールはエンジニアの数だけ存在します。「報酬」という金銭に拘るのなら、年収の高い職種と企業をリサーチし、そこに行き着くためには何が足りないのかを明確にしましょう。
ゴールまでの道筋をハッキリ示しておけば、あとはそこを駆け抜けるだけだよ!
企業に関しては、やはり転職エージェントを介してプロのアドバイザーから情報を得るのが手っ取り早いでしょう。
評判の良し悪しというのは転職において重要なポイントです。報酬が高くても評判の悪い企業はブラックである可能性もあるので、離職のリスクがついて回ります。
ぜひ転職のプロのサポートを受けて、理想のエンジニアを目指してみてください。
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