とにかく客先常駐を辞めたいんです!
客先常駐を辞めたいって人は、ホントに多いですね。
辞める前にちゃんと情報を整理して、次の仕事のことも考えておきたいですよね!
「客先常駐辞めたい!」というフレーズ、X(旧Twitter)などでもたまに見かけますが、客先常駐は日々「お客様」である企業に出向いて仕事をしなければならず、ストレスも溜まりがち。
ただ、退職すれば収入も途絶えてしまいます。できれば将来のことも考えながら、次の仕事も検討しておきたいですよね。
- 客先常駐を辞めたいと思ったらやるべきこと
- 退職したいと悩んだらやるべきこと
客先常駐を辞めたい気持ちを整理して、自分のやりたい仕事に一歩でも近づけるように着実に行動していきましょう。
「客先常駐を辞めたい!」と思ったらどうする?
客先常駐を辞めたいと思ったら、状況をプラスに改善するためにも一度冷静になって考えよう!
客先常駐が辛い!辞めたい理由を整理する
客先常駐を辞めたいと思ったら、まずは辞めたい理由を整理しましょう。
なぜなら、辞めたい理由をしっかり整理しておかないと的確な判断ができず、転職した先でまた同じ苦しみを招く可能性があるからです。
辞めたい理由が複数あるにしても、許容できる部分、できない部分もあるはず。
例えば客先常駐を辞めたいと考えるには、以下のような理由が挙げられます。
- 客先での作業環境がメンタル的に辛い
- テスト作業ばかりでスキルアップできない
- 休日出勤や残業時間が多くて辛い
- スキル不足
- 評価に納得できない
- 将来性が不安
客先常駐で辛いと感じてしまいがちなポイントを、それぞれ詳しく見ていきましょう。
客先での作業環境がメンタル的に辛い
客先常駐では、毎日お客様である企業に出社して仕事をします。
たまにであっても、お客様のところに出向く際は緊張したり気を遣ったりするものですよね。それが客先常駐となれば毎日ですからストレスを感じる方もいるでしょう。
当たり前ですが、客先常駐ではただ出向くだけでなく、求められる技術やサービスを提供して、客先に満足してもらわなくてはなりません。
客先との相性が良ければ仕事を楽しめることもありますが、客先との契約期間が終われば次の客先へ行くことになります。
この方のように、常駐先での状況によっては「辞めたい!」と思うこともあるでしょう。
客先によってルールはもちろん、職場や部署の雰囲気も異なります。そういった職場環境の変化をストレスに感じる方にとっては、客先常駐という働き方が向いていないことも考えられます。
たまたま常駐先との相性が悪かったというケースは誰にでもありますが、それで問題が発生するようであれば常駐先の変更を自社に相談する方法もあります。
職種はともかく、客先常駐という勤務スタイル自体がストレスになるのであれば、客先常駐のない社内SEや受託開発企業への転職を目指す道もあるでしょう。
そもそも人付き合い自体が苦手という方であれば、フリーランスになる選択肢もあります。
テスト作業ばかりでスキルアップできない
客先常駐では、テスト作業ばかりでスキルアップどころか、なんの技術も身につかないというケースもあります。
ほかで使えない技術にしか触れられない環境では、転職のときのスキルとしてもアピールできません。
キャリアアップを考えている方には不安でしかないでしょう。
ITエンジニアとして活躍したいのに、将来の成長につながらない、誰でもできる単純作業を続けるのは辛いですよね。
黙々と単純作業をこなすのが好きな方もいますが、その状況が続けば、経験やスキルを積むために「環境を変えたい」と考えるのも無理はないでしょう。
常に「他企業では活かせない技術」や「単純作業の案件」しか回ってこないようなら、転職を考えたほうが自分のためになりますよね。
完全に自分の好きな仕事だけ、というのはどんな職業でも難しいことですが、勉強したりスキルを磨いたりして希望の仕事をこなせるような技術力を磨けば、キャリアアップ転職も可能です。
未経験者でもできるような仕事ばかりで満足できないのなら、一定の技術レベルを身につけて、求められる人材になる努力も必要でしょう。
休日出勤や残業が多くて辛い
客先常駐では、携わる企業やプロジェクトによって休日出勤や残業が多いこともあります。平日は客先常駐で、休みに自社の仕事を頼まれるようなケースも中にはあるでしょう。
ほかにも、客先で有給休暇が取りにくいなどの悩みもよく聞かれるところです。
体調を崩すほどにハードな状況が続くのであれば、常駐先を変えてもらえないか相談してみてもいいですね。
相談しても自社に対応してもらえない場合は、転職も検討しましょう。体調やメンタルを壊して一番困るのは自分です。
スキル不足
客先常駐で企業に出向いているのに、スキル不足で思うように作業ができないとなれば辛いですよね。
客先常駐は、お客様に技術提供する立場でもあり、丁寧に指導をしてもらえる環境ではありません。
ときには割り切ってわからないことを伝えて教えてもらうような覚悟も必要なケースもありますが、現場に一人で出向くケースも珍しくなく、誰にも相談できず悩んでしまうこともあるでしょう。
スキル不足をチャンスと捉えて自分でスキルアップしていける方であれば楽しめる状況でもあるので、ここは自身がどう乗り越えるかにもかかっています。
いろいろな技術や知識を身につけられれば、将来的に転職をする際にも必ずその苦労が役に立つはずです。
どうしてもスキル不足でしんどい思いをしているなら、SESをスキル不足で辞めたい!今後取れる3つの選択とは?を併せて御覧ください。
評価に納得できない
客先常駐というと、給料が安いというイメージもありますよね。
中には優良な客先常駐もありますが、多重下請けとなると企業との契約金自体が低く、その結果、エンジニアが安い給料で働かされることになってしまいます。
中間マージンが高すぎて、末端の技術者の手元にはほとんどキャッシュが渡らないわけですね。
客先常駐の場合、自社からは直接エンジニアの仕事ぶりが見えませんので、どうしても評価されにくく、その環境が不満につながることもあるでしょう。
例えば客先でがんばって認められたのに自社で評価されない、全く昇給しない、なんてことになれば辞めたくもなりますよね。
ですが、客先常駐であってもしっかりと評価してくれる企業もあります。
給料が安すぎる、昇給も見込めないとなったら、給料が安すぎず、努力次第で給料アップが見込める企業への転職活動も検討すべきです。
将来性が不安
客先常駐の仕事は、年齢を重ねるにつれ案件が減っていくといった将来的な不安もあります。
長く継続していくのが不安な仕事であれば、キャリアアップ可能な転職をすることも視野に入れつつ、早いうちから効率よくキャリアアップ転職のための対策も練っておきたいところです。
転職となれば若い世代が有利であることが多いですが、IT系の職業では、特に年齢が若いほど有利といわれています。
もちろん40代50代でも技術力のあるエンジニアやプログラマーは企業にも求められますが、技術スキルがあることが大前提です。
将来的な不安を感じるなら、早めに将来性を見据えた転職も視野に入れて、効率よくスキルアップを目指していきましょう。
とにかく「早め!」が肝心だよ!
客先常駐を辞めてどうするかじっくり検討する
客先常駐を辞めたい理由や、どうしても譲れないポイントが明確にできたら、その問題を改善できる方法を検討していきましょう。
ここまで様々な辞めたい理由について解説してきましたが、客先常駐を辞めたいと思ったときの対処法をざっくりとまとめると以下のとおりです。
- 客先との相性が悪いなら自社に変更の相談
- 客先常駐のスタイルが合わないなら客先常駐のない企業に転職
- 職場の人間関係を避けたいならフリーランスも検討
- テスト作業などが辛いならスキルや経験を積んでキャリアアップ転職
- 休日出勤や残業が多く休みが取れないなら体調を崩す前に自社に相談
- 自社が相談に応じてくれないなら体調やメンタルを壊す前に離職・転職を検討
- スキル不足ならスキルアップのチャンスと捉えて努力すれば転職の幅も広がる
- 評価に納得できなければ正当な評価で給料アップが見込める職場に転職
- 年齢的な不安があるなら早めにキャリアップを意識して行動する
辞めたい理由を整理すると、このようにそれぞれに対処法も考えられます。自分の方向性を見定めながらじっくりと検討していきたいですね。
自社に相談してみる
常駐先での作業環境に問題があったり、上司からのパワハラやセクハラがあったり、困ったトラブルが発生している場合には、自社に相談しましょう。
どんな要望も通るわけではありませんが、企業としてプラスになるような提案の仕方であれば、聞き入れてもらえる可能性もあります。
自社に困りごとの相談ができなかったり、相談しても全く聞き入れてもらえないようなら、転職を検討したほうがあなたのプラスになるはずです。
社員の問題にも対処しないで自社の利益ばかり求めるような会社に貢献する必要はないよね!
悩んだら転職エージェントに相談してみる
客先常駐で思うような仕事ができない、環境があまりに悪いといった場合には、1人で悩まず転職エージェントに相談するのがおすすめです。
自分の可能性を広げる選択肢として転職エージェントを上手に活用できれば、悩んでいる問題を解消するだけでなく、キャリアアップや年収アップにもつながります。
転職エージェントには、多くの転職希望者のニーズを満たしてきたキャリアもあります。IT系に強い転職エージェントもあり、登録すればITジャンルに特化したプロアドバイザーから的確なアドバイスをもらえたり、求人を紹介してもらえたりするので、より有利に転職を検討できるでしょう。
1人であれこれ悩むより、ずっと効率的に自分に合った転職の選択肢をピックアップしてもらえるのが転職エージェントの魅力です。
頼れる先がない客先常駐での悩み、アドバイザーが強い味方になってくれそうですね!
転職で迷ったら、プロに相談するのが成功への近道だよ!
将来性を考えて転職先を検討しよう
スキルアップできない、給料が安い、将来性がないなどと悩みながら常駐先で仕事を続けるのは辛いですよね。
同じ仕事をするにしても、将来的に収入が増えていく見通しがある仕事と、そうでない仕事とではモチベーションも全く違ってきます。
何かと不安定な世の中ですが、その中でしっかりと収入を確保しつつ、さらに収入を増やしていくには技術・知識・経験を積んでいくことが大事です。
スキルを磨く意欲はあるのに、なかなかステップアップさせてもらえないような職場であれば、早めに見切りを付けて先へ進む決断も必要ではないでしょうか。
ただ悩んでいても前には進めませんし、前に進まずに将来困るのはあなた自身。転職エージェントなどへの相談は、現状を変えるための大きな一歩になるはずです。
転職にはリスクがあるけど、転職活動にはリスクはないよ!
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