インフラエンジニアは年収が低いという声が聞かれますが、実際はどうなのでしょうか?
一般的な会社員の平均年収と比較することで、真実が見えてくるよ!インフラエンジニアの年収は低いのか解説するから参考にしてね!
インフラエンジニアの年収は低い?
結論からお伝えすると、インフラエンジニアの年収は低くありません。
求人ボックスによればインフラエンジニアの平均年収が539万円(2023年2月時点)であることに対し、国税庁が発表した一般的な給料の中央値が約461万円だからです。
単純計算で、一般の会社員より約78万円も年収が高いことになりますね!なぜ低報酬だと誤解されるのでしょうか?
実際にインフラエンジニアとして働いた人の感じ方や、IT業界特有の事情が絡んでくるんだよ!
インフラエンジニアは、下記のような理由から年収が低いと誤解されます。
これからインフラエンジニアを目指す方の夢を壊さないために、詳しく解説します。
勤務時間が長い
勤務時間が長い企業に就職してしまうと、労働時間と給与が見合っていないと感じる傾向にあります。
働き方改革の促進により長時間残業や休日出勤を自粛する企業は増えましたが、IT業界では未だに無茶な労働環境での業務を強いられるケースがあるのです。
インフラエンジニアの勤務時間が長くなる背景には、下記のようなものが考えられます。
- 客先常駐によって作業効率が低下する
- インフラエンジニは自分の意見を発言しにくい
- 多重下請けで作業が多い
- 有能な人間ほど仕事を押し付けられる
特に難しいのが客先常駐です。早ければ数ヶ月で勤務先が変わりますので、新しい職場に慣れるまでは仕事の進め方に戸惑うのは当然だと言えるでしょう。
人間関係も変わってしまうことから、誰かに相談することもできず、1人で膨大な作業量を抱え込んでしまうことで体と心を壊してしまうリスクもあります。
こういったトラブルを避けるには、事前に勤め先の労働条件を確認しておくことが重要です。
企業の情報って、どうやって集めるのですか?面接の段階であまり根掘り葉掘り質問すると、印象が悪くなりませんか?
おすすめは転職エージェントを利用することかな!担当のアドバイザーに相談すれば、自分の代わりに企業の情報を集めてくれるよ!
給与などの待遇もアドバイザーが交渉してくれるので、IT業界の転職なら転職エージェントを利用するのがマストでしょう。
ピラミッド構造の下層は低報酬
IT業界はピラミッド構造(多重下請け構造)が基本であり、下層に位置する企業ほど納期が短く激務になります。業務の進捗状況によっては、上流工程を請け負う大手Slerから催促されることもあるので、心身ともに負担が大きくなります。
下請け企業に所属すると、納期に追われてやむを得なく長時間残業に身を投じるのですね?
全ての下請けに当てはまるわけじゃないけど、IT業界ではある意味で常識的な構図だよね!
また、下層の下請け企業は受け取る報酬が少ないことから、現場のエンジニアに給与として還元されにくい傾向にあります。
こういった背景からIT業界の多重下請け構造は昔から問題視されてきましたが、現在に至るまで目覚ましい改善を見せてはいません。
企業によっては年功序列制が根付いている
日本の悪しき風習とでも言いましょうか、未だに年功序列制を採用しているIT企業が存在します。
インフラエンジアとして知識やスキルをアップデートせず、年長者だからという理由だけで重要なポストでふんぞり返られては堪りません。
あえて強い言葉を使うと、「老害」ということですね?
そうだね!仕事はしないけど、口ばかり出しては現場を混乱される輩は本当にいるんだよ!そのくせ役員報酬は高いから、たちが悪い!
どれだけ頑張っても、報酬という蜜は上層部に吸い取られてしまいます。過酷な業務に対する対価が低いのではモチベーションが下がるのも仕方ありません。
海外のようにインセンティブ制度を採用しているIT企業はまだまだ少ないですが、転職エージェントを使って少しでも自分の努力が給与などの待遇に結びつく働き口を探すと良いでしょう。
インフラエンジニアで高年収を得る方法
インフラエンジニアは、下記のポイントを押さえておくことで年収を上げることが可能です。
IT業界で高年収を得るには必要なことばかりですので、ぜひ参考にしてください。
最新のITスキルを学ぶ
IT業界では、日々新しい技術が生まれています。エンジニアにとしてのスキルをアップデートすることは、自分の市場価値を高めることにつながるのです。
最新のスキルも重要ですが、IT業界でトレンドになっているスキルにも目を光らせていくことで、流行の波に乗り遅れる心配はありません。
インフラエンジアやめとけという口コミの中に、スキルアップができないという意見を頻繁に目にしますが?
なかなか通常の業務から新しいスキル学ぶことは難しいから、外部のスクールに通うなど、自分で工夫して勉強すると良いね!
企業によっては、外部研修を受ける費用を負担してくれるケースがあります。スキルが上がれば受注できる案件の幅が広がるので、企業としても自社の利益につながります。お互いにWin-Winの関係だと言えるでしょう。
スキルが上がればプロジェクトマネージャーなど責任ある立場にもなれるので、社内でのステップアップも可能です。1,000万円を超える報酬を手にすることも夢ではありません。
大手企業に転職して上流工程に携わる
インフラエンジニアとして年収を上げたいなら、上流工程に携わることは必須です。
なぜなら、下層業務にあたる運用・保守よりも、クライアントからのヒアリングやシステム設計に携わる上流工程のほうが報酬が高いからです。
プロジェクトの上流工程を担うにはどうすれば良いですか?
クライアントに近い位置に陣取る企業に転職するのが手っ取り早いかな!ピラミッド構造の上層ってことだね!
ピラミッド構造の上層には、大手Slerなどが所属しています。エンジニアとしてステップアップを望むなら、目指すべきゴールはそこです。
下層から一気に大手に転職するのは難しいので、地道にキャリアを積み重ねていきましょう。
また、転職に失敗しないためには自分の能力を客観的に分析することが重要です。転職エージェントに登録しておくことで、自分の能力に見合った企業を探す際に、プロの視点から的確なアドバイスが受けられます。
ベンチャー企業やフリーランスへの転職を希望する
枠にとらわれない働き方で高年収を目指すなら、ベンチャー企業やフリーランスを検討するのも良いでしょう。
近年はクラウドソーシングサイトを利用し、フリーランスエンジアにとして働く方が増えています。働いた分だけ自分の報酬になるので、企業に属して毎月決まった報酬を受け取るのが嫌な方には向いているでしょう。
注意点としては、実績や技術がなければ固定のクライアントを得るのが難しいことです。ろくにインフラエンジニアとして勤務した経験がない方は、生活していくだけで精一杯の報酬しか得られないケースも多いです。
ベンチャー企業は独自のサービスを展開しているのが特徴なので、当たれば一攫千金ですかね?
一攫千金は流石に言い過ぎだけど、普通の会社員よりは高い報酬を得られるね!
ベンチャーは、基本的に社員数が100人以下の小規模な企業です。インセンティブを採用しているところも多いので、エンジニアとして高い評価を得ることができれば、報酬面でも優遇されるでしょう。
インフラエンジニアは未経験からでも稼げる?
結論を申し上げれば、インフラエンジニアは未経験からでも稼げます。
なぜなら、IT業界の門は常に開かれているからです。未経験者でも採用されやすいことから、経験や学歴がなくてもスキルアップを重ねることで高額な報酬を得ることが可能です。
誤解のないように伝えておくけど、採用されたからといって、いきなり高収入が得られるわけではないからね!経験と技術の積み重ねは必須だよ!
インフラエンジニアは、下記のIT業界特有のシステムを生かすことで、未経験でも稼げぐことができます。
未経験からインフラエンジニアとして稼ぎたい方には、必ず押さえてもらいたいポイントばかりです。詳しく解説をします。
世の中に必要とされる仕事だから積極的に採用される
私たちが水道や電気などのインフラがなければ生きていけないように、ITもサーバーやネットワークなどのインフラがなければスムーズに稼働できません。
それらのIT基盤を整備するインフラエンジニアは世の中に必要とされる仕事だと言えますが、慢性的な人手不足に悩まされているのが常です。
そのため、IT市場で需要の高いインフラエンジニアは、未経験者でも積極的に採用される傾向にあります。
クラウドの普及により一時期インフラエンジニアの需要が疑問視されていましたが、仕事がなくなったりしませんか?
心配は無用だよ!なぜなら、クラウドというインフラを整備するのも、インフラエンジニアの仕事だからね!仕事先が増えるだけのことさ!
世の中の需要が高いことから、インフラエンジニアは異業種からの転職先としても人気です。転職エージェントを利用することで、未経験者でも参入しやすい企業を探してもらえることも理由の1つでしょう。
学歴よりもスキルが重視される
IT業界は、学歴よりもスキルが重視される傾向にあります。未経験者としてピラミッドの下層で働くなら、スキルがない有名大学卒業者より、高卒だけど即戦力のインフラエンジニアが求められるのは当然でしょう。
また、ITパスポートのような業界への入り口的な資格を取得するのも良いですが、下記のような実践的な資格を取得しておくと企業から重宝されます。
- LPIC(Linux技術者認定試験)
- CCNA
- AWS認定
インターネットサーバーの50%以上がLinuxですし、AWSのクラウドコンピューティングは国内でも需要が高いですからね!
そうだね!エンジニアとしてすぐに働けるスキルを持ち合わせていれば、高卒者のほうが早い段階から経験を積むことができるよ!
22歳新卒者で無資格・無経験より、22歳でインフラエンジア経験年数4年のほうが、下層から中層へのステップアップも間違いなく早いです。
大手Slerなどに新卒で入社する場合はある程度の学歴が必要になりますが、下層から順に階段を上っていくルートであれば高卒者でも何ら問題ありません。
特定の資格を取得しておけば好待遇を受けられる
ITエンジニアは国家資格からベンダーまで様々な資格を取得することで、キャリアアップが期待できます。日々進化を続けるIT業界の荒波は、知識や技術で構築した船でなければ乗り越えられません。
キャリアップに資格は必要不可欠ということですね!具体的には、どんな資格を取得すれば良いのしょうか?
職種ごとに特化した資格があるから、下の表を参考にしてみてね!
職種 | 取得を推奨する資格 |
---|---|
サーバーエンジニア | LPIC(レベル3) |
ネットワークエンジニア | ネットワークスペシャリスト |
データーベースエンジニア | データーベーススペシャリスト |
上記はあくまでも一例ですが、自分の専門分野に適した資格を取得すれば、エンジニアとしての市場価値も高くなります。
育成や外部研修などに力を入れている企業に就職できれば、スキルアップの近道にもなるでしょう。
インフラエンジニアは世間一般的にも高年収!
インフラエンジアは、一般的な会社員よりも年収が高い部類に含まれます。
より高い報酬を得るには、経験や知識を積み重ねてステップアップすることが重要です。
転職エージェントを上手に活用することで大手Slerや将来性のあるベンチャー企業に活躍の場を移すこともできるので、ぜひ検討してみてください。
インフラエンジアの需要は、今後も高まっていくことが予想されるよ!進化するIT業界の流れに食らいついて、高い報酬を受け取ろう!
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